埼玉新聞

 

市民プールや児童センター、温泉施設など開設 12月オープンの交流拠点、埼玉・和光市が愛称を公募

  • 広沢複合施設の完成予想図(和光市提供)

 和光市は、12月にオープンする市民プールをはじめ総合児童センターや民間の温泉施設などが開設される和光市広沢地区の新たな交流拠点「広沢複合施設」の愛称を全国公募している。市は「子どもの関係する施設が多く、人が交流する場所をコンセプトに考えてほしい」としている。

 同施設の計画地は同市役所北側の国道254号に隣接する約1万2千平方メートル。児童センタープールと老朽化が進んでいた総合児童センターを建て替え、新たに温泉施設と広場、立体駐車場を設置した。また、南側に隣接する国有地を収得し、保健センターを移転させた上、認定こども園と児童発達支援センターを新設などした。

 市は2018年、民間企業に建設と運営を委託するPFI方式による基本計画を策定し、「PFI和光市広沢株式会社」と建設、20年間の管理運営費計約53億円の契約を締結。19年から工事に着手している。

 用地南側の保健センターと児童発達支援センター、認定こども園は今年4月に先行オープンしており、12月には市民プールや温泉施設など用地北側の施設の工事が完了し、全面オープンする。

 愛称の応募条件は市民のほか、在勤や在学など市にゆかりのある人で、はがきまたはメールで応募する。締め切りは5月31日。応募作品は市長や同施設の運営会社役員らで構成した選定委員会が6月末に審査し、12月のオープニングイベントで表彰する。

 問い合わせは、同市資産戦略課(電話048・424・9081)へ。

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