埼玉新聞

 

国道254号の渋滞緩和に期待 埼玉の新座、大和田・坂之下橋が開通 地下鉄12号線の延伸理由への発展も

  • 柳瀬川に架かる「大和田・坂之下橋」の開通式で「渡り初め」の先頭で行進する新座市立第四中学校吹奏楽部の生徒ら=新座市大和田3丁目

 埼玉県の新座市大和田地区と所沢市坂之下地区の境界境を流れる柳瀬川に架かる「大和田・坂之下橋」(新座市大和田3丁目)の建設工事が完了し、開通式が3月30日行われ、供用を開始した。新座市大和田2丁目・3丁目地区土地区画整理事業に絡み、同市が架橋整備に取り組んだ。大和田地区の利便性向上と併走する国道254号の慢性的な渋滞の緩和、両市民の相互交流などが期待されている。

 同橋は幅員約11メートル(車道7メートル、歩道3メートル)、片側1車線の総延長約365メートル(うち取り付け道路部分約280メートル)。2016年に事業認可を受け、用地取得を進めるとともに、19年2月から工事を着工し、今年3月に完成した。総事業費は国からの助成金約2億円を含め計約11億8千万円。

 この日の開通式は、新座市と所沢市の両市長をはじめ市議会議員や工事関係者らが出席。出席者らは新座市立第四中学校吹奏楽部を先頭に同部員の演奏と共に「渡り初め」の行進。その後、関係者らのテープカットが行われた。

 新座市の並木傑市長は「区画整理事業は50ヘクタールを対象に約110億円を投入し、来年度に完成予定。すでに物流倉庫や商業施設が開業している。所沢街道(県道)と大和田地区がつながることにより、所沢市と新座市の連携が深まり、市の街づくりや発展につながる」などとあいさつ。

 来賓として出席した所沢市の藤本正人市長は「橋の完成により、所沢市民が大和田地区の店舗に来ることが出来、両市の絆ができる。東所沢にはサクラタウンがあり、大和田地区の街づくりが進めば、両市が推進する地下鉄12号線の延伸理由にもなる」と両市の発展に期待を寄せた。

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