埼玉新聞

 

JR行田駅前広場が完成、地元アイドル「米娘舞娘」盛り上げる 3億円で整備、利便性が向上

  • 駅前広場完成を祝う会で歌とダンスを披露する米娘舞娘のメンバー=JR行田駅前

 JR行田駅前広場(埼玉県行田市)の再整備と工事完成を祝う催しが同所で開かれ、石井直彦行田市長をはじめ、地元自治会長ら約30人と市民らが参加した。アトラクションで、地元アイドルグループ「米娘舞娘(まいこまいこ)」(梁瀬里司代表)のメンバー13人がオリジナルの歌と踊りを披露して、会場を盛り上げた。

 同駅は1966(昭和41)年開設以来、55年が経過。2013(平成25)年、行田市都市計画マスタープランで、駅前広場周辺整備基本計画が動き出し、2年ほど前に駐輪場が完成した。広場は3300平方メートル、約3億円をかけて駅前ロータリーや長さ100メートルの雨よけシェルターが整備された。

 石井市長は「軟弱な地盤もあり予定より6カ月工期が遅れましたが、安全かつ利用しやすい広場となった」。実行委員長であり行田市太井地区自治会連合会長の栗原三郎さん(68)は「行政と市民の力で駅の利便性が向上されました。この広場でおもてなしの気持ちが伝わるイベントを開催していきたい」と話していた。

 歌とダンスを披露した米娘舞娘のキャプテン、古山礼菜さん(15)は、「来月から通学で毎日この駅を使います。米娘舞娘の活動でも行田の良さを多くの人に伝えたい」と笑顔を見せていた。

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