埼玉新聞

 

<新型コロナ>卒業祝いにスターマインなど花火155発 行事中止が相次いだ小学生へ企画、地元民ら協力

  • 花火を見上げる桜木小卒業生ら

 埼玉県熊谷市立桜木小学校区子ども育成会(藤田直幸会長)は24日夜、同校の6年生児童27人の卒業を祝い、スターマインなどの花火155発を打ち上げた。

 同地区育成会は16人の保護者で担われ、子ども会で主催する「子ども神輿(みこし)」や秋のレクリエーションなどの運営に協力している。本年度はコロナ禍で全ての行事が中止となってしまったため、思い出作りのために打ち上げ花火を企画したという。

 地域住民約100人から39万円の協賛金を集め、育成会資金と合わせ約51万円で熊谷花火大会でもおなじみのオリエンタル火工に依頼した。

 細田一樹君(12)と母親の佳代さん(47)は、「最高のサプライズプレゼントになりました」とにっこり。会長の藤田さんは「町内の皆さまの卒業生への温かい気持ちに感謝。今後も地域を盛り上げていきたい」と話していた。

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