埼玉新聞

 

行方不明の息子帰宅、母刺され死亡 容疑で逮捕 県警に電話する母悲鳴、電話を替わった息子「刺した」

  • 事件が起きた住宅=15日午後6時半ごろ、さいたま市桜区白鍬

 刃物で母親を刺して殺害しようとしたとして、浦和西署は15日、住所不定、自称無職の息子(23)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。母親は搬送先の病院で死亡が確認された。同署は容疑を殺人に切り替えて調べる方針。

 逮捕容疑は同日午前10時17分ごろ、さいたま市桜区白鍬の自宅で、母親(45)の背部などを刃物で刺して殺害しようとした疑い。

 同署によると、息子は両親と弟の4人暮らしだったが、今年1月中旬ごろから行方不明となり、父親が行方不明届を出していた。

 15日、母親が同署に「行方不明届を出していた息子が帰ってきた」と連絡したが、通話の途中で悲鳴が聞こえ、電話を替わった息子が「母を刺した」と話した。

 息子は「母親を包丁で刺したことは間違いない」と容疑を認めているという。

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