埼玉新聞

 

冷泉家秘伝の箱130年ぶり開封 藤原定家の古今集注釈書発見

  •  古今和歌集の注釈書「顕注密勘」が入っていた「古今伝授」の箱(公益財団法人冷泉家時雨亭文庫提供)

     古今和歌集の注釈書「顕注密勘」が入っていた「古今伝授」の箱(公益財団法人冷泉家時雨亭文庫提供)

  •  古今和歌集の注釈書「顕注密勘」が入っていた「古今伝授」の箱(公益財団法人冷泉家時雨亭文庫提供)

 平安末期―鎌倉期の歌人、藤原定家(1162~1241年)が記した古今和歌集の注釈書「顕注密勘」の自筆原本が、定家の流れをくむ京都・冷泉家で代々継承された「古今伝授」の箱から見つかった。蔵でひっそりと守られ、約130年もの間開封されなかった秘伝の箱。調査した専門家は「国宝や重要文化財級のものは出尽くしたと思っていた」と驚きを隠せない。

もっと読む
ツイート シェア シェア