埼玉新聞

 

ファミマさすが!駐車場で献血実施、事前告知で人々集まる 高齢者の医療は血液需要が高いものの、若年層はじめ献血協力者が減少中 県赤十字血液センター「今回コンビニ駐車場の献血は埼玉初」

  • コンビニエンスストア駐車場で献血に協力する店利用者ら

    コンビニエンスストア駐車場で献血に協力する店利用者ら

  • コンビニエンスストア駐車場で献血に協力する店利用者ら

 コンビニエンスストアのファミリーマートと日本赤十字社県赤十字血液センターは10日、幸手市幸手の「ファミリーマート幸手陽光桜通り店」で献血活動を行った。ファミリーマートによると、2022年から北日本エリアを中心に、店舗駐車場を活用した献血活動を実施。今回コンビニエンスストアとしては、県内で初めて実施したという。

 血液事業は高齢者の医療に需要が高い一方で、若年層の献血が減少傾向にあるという。県赤十字血液センターは県内に7カ所の血液ルームを整備。7台の献血バスが県内を巡回し献血を受け付けている。同センターによると、1日当たり計700人の献血を見込んでいるという。新型コロナ感染拡大を背景に、献血への協力団体、協力者が減少。同センターは献血バスを活用した協力に力を入れ、運行スケジュールをホームページや交流サイト(SNS)で紹介している。

 同日は、店舗駐車場に献血バスを駐車。事前の告知を通じて来店した地域住民や店舗関係者が献血に協力した。同センター総務課の小泉陽平企画係長は「厳しい状況の中、協力関係が広がることは非常にありがたい」と話した。
 

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