埼玉新聞

 

<新型コロナ>ワクチン接種したら商品券贈呈へ 宮代の117店で利用可能 1人当たり2千円分

  • ワクチン接種で配布するご当地商品券を紹介する宮代町職員

 新型コロナワクチン接種で、埼玉県宮代町は接種率向上と地域経済の活性化に向け、地元店舗で使用できるご当地商品券1人当たり2千円分を配布する。18日に開会した町議会に補正予算を提出した。

 町は4月から町コミュニティセンター「進修館」、総合体育館「ぐるる宮代」などで集団接種や個別接種を開始する。町は接種会場で、ワクチン接種1人1回につき、ご当地商品券「ありがとう」500円分2枚を渡す。ファイザー製ワクチンは2回接種が必要とされ、1人当たり計2千円分を配布する予定。

 「ありがとう」は町商工会が発行する地域商品券。既に町内で使用されていて、小規模店舗117店で利用が可能という。町は「接種率を向上する試みで海外で広く取り組まれている。地元の活性化にもつなげたい」とする。

 ワクチン接種事業にかかる費用に加え、商品券の配布には国の地方創生臨時交付金を活用。接種対象は16歳以上の町民約3万人で、商品券分の関連予算約6千万円を上乗せした。

 新井康之町長は「町民の健康と生活を普段通りに戻すため、ワクチン接種率の向上と地域経済の活性化に努めたい」としている。

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