埼玉新聞

 

脱いで…教え子をヌード撮影、教諭処分 卒業式の2日後に同意なく 校長に相談し発覚「怖くて何も言えず」

  • 教え子の裸を撮影 県教委、教諭を減給処分

 県教育委員会は18日、卒業式の2日後に明確な同意なく元教え子の男性(20)のヌード写真を撮影したとして、西部地区の県立学校の男性教諭(42)を減給1月、10分の1の懲戒処分としたと発表した。

 県教育局によると、デザインなどを専門とする教諭は2019年3月11日、「うまく撮れたら渡す」とポートレート撮影を依頼し、校内で写真を撮影。その中で服を脱ぐよう求め、ヌード写真30枚を含む約100枚の写真を撮影した。

 男性は20年8月、「他の人が同じことをされないように」と校長にメールで相談。服を脱いだことについては「驚き、怖かったが何も言えなかった」と話したという。

 教諭は事実を認め、「撮影の流れでヌード撮影を思いついた。迷惑を掛け申し訳ない」と説明。撮影した写真は本人に渡すことも、教材や研究に使うこともなく、撮影から半年以内に処分したという。

 また、同局は電車やバスによる通勤方法を届け出ていたにもかかわらず自家用車で通勤し、通勤手当などを不正に受給したとして、同局県立学校部保健体育課の指導主事の男性(44)と教育総務部教職員課の男性(67)をそれぞれ減給6月、10分の1、同1月(同)の懲戒処分としたと発表した。

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