埼玉新聞

 

県立高校2年の少年3人を逮捕 飲食店に侵入、現金など盗んだ疑い メンバー変え、盗み繰り返したか/県警

  • 埼玉県警察本部=さいたま市浦和区高砂

 さいたま市内の飲食店に侵入して現金などを盗んだとして、県警少年捜査課と大宮東、岩槻署の合同捜査班は18日、窃盗と建造物侵入の疑いで、同じ県立高校2年の17歳少年3人を逮捕、再逮捕した。

 逮捕、再逮捕容疑は昨年10月27日午後10時半ごろから同月29日午前9時20分ごろまでの間、同市岩槻区内の飲食店に無施錠の裏口から侵入。現金約20万円とコインケース1個ほか13点(時価計2万5100円相当)を盗んだ疑い。

 同課によると、逮捕されたのはさいたま市北区、岩槻区、杉戸町に住む少年3人で、同じ高校の同級生。被害店舗の男性店長(39)が110番し、周辺の防犯カメラの捜査などから少年らが浮上した。

 県警は1月24日、同市見沼区の飲食店に侵入し現金などを盗んだとして、北区の少年らを逮捕。この少年が絡んだ8件の窃盗事件を摘発し、他に4人の少年を逮捕している。被害額は計約70万円に及ぶという。北区の少年が主犯格でメンバーを変えながら盗みを繰り返していたとみられる。少年らは「遊ぶ金欲しさに盗んだ」と容疑を認めているという。

 昨年8月ごろから、さいたま市の飲食店などで同様の事件が他にも数件発生。少年らは余罪をほのめかしており、県警が関連を調べる。

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