埼玉新聞

 

<新型コロナ>増加する自宅療養者を支援 1週間分の食料品や消毒液などのセット、川島町が無料で配送

  • コロナウイルス感染症対策支援で、自宅療養や濃厚接触者として自宅待機している町民に届ける「自宅療養セット」=川島町役場

 埼玉県の川島町は、新型コロナウイル感染症対策で、自宅療養や濃厚接触者として自宅待機している町民を支援するため「自宅療養セット」を無料で届ける取り組みを始めた。

 対象は町民。利用は保健所から自宅療養や自宅待機を求められた期間内で、2週間程度で1回。自宅療養セットには1週間分の食料品(レトルト食品、飲料水、野菜ジュース、菓子など)のほか、マスク、消毒液などの感染予防衛生品などが入っている。

 緊急事態宣言が再発令され感染者も増加している中、医療機関も逼迫(ひっぱく)し、自宅療養者が増加している。このため「少しでも(自宅療養や自宅待機者の)力になれれば」(総務課の高城裕成さん)と企画した。

 利用希望者が電話で申し込むと、職員が自宅玄関先に自宅療養セットを届ける。即日で届けるが、時間帯によっては翌日となる。配送時は町職員と判別されないように配慮する。実施期間は5月31日までの予定で、状況に応じて延長も。同町の感染者数は27日現在、33人で、29日現在の利用は1件。

ツイート シェア シェア