埼玉新聞

 

初代さいたま市長・相川宗一さん死去 78歳 浦和、大宮、与野の合併に尽力 政令指定都市の礎を築く

  • 初代さいたま市長・相川宗一さん

 埼玉県さいたま市の初代市長を務め同市の合併に尽力した同市名誉市民の相川宗一さんが25日午前、呼吸不全などのためさいたま市内の病院で死去したことが関係者への取材で分かった。78歳だった。関係者によると3カ月ほど前から市内の病院に入院していたという。

 さいたま市浦和区(旧浦和市)出身。1980年10月~91年4月まで県議3期を経て91年5月~2001年4月まで旧浦和市長を3期務めた。浦和、大宮、与野の3市の合併に尽力し01年5月に誕生したさいたま市長に就任。09年5月まで2期務め、政令指定都市としての礎を築いた。

 11年11月にさいたま市名誉市民。12年11月に旭日中綬章。祖父の宗次郎さん、父親の曹司さんと3代続けての旧浦和市長。

ツイート シェア シェア