埼玉新聞

 

<埼玉西武だより ドーム改修トピ(下)>ももクロ百田夏菜子さんの想い「早くライブがしたい!」

  • ももクロ百田さん(球団提供)

 メットライフドームエリア改修工事トピックス ももクロ編の最終回に登場するのは、2017年に埼玉西武ライオンズの応援大使にもなった百田夏菜子さん。そこからチームもみるみる白星を重ねていったこともあり、まさに百田さんは“勝利の女神”だった。今回は百田さんのメットライフドームに対する思い入れ、そしてグランドオープンへの期待をご紹介する。

 「初めてメットライフドームでコンサートをしたとき、私は学生時代。よくわからないまま無人のスタンドを前にリハーサルをしていて、本当にここが埋まるのかな…と心配でした」

 初めてこの場所を訪れた時のことを昨日のことのように話すのは、リーダーの百田さんだ。そんな不安もステージに立てばすぐに杞憂(きゆう)だったと分かったのは、メットライフドームをカラフルに染めたファンの存在。「本当に私たちを見に来てくれたのがうれしかった。幸せでした」と振り返った。

 「思い出が詰まりすぎた場所」と百田さんが熱弁するメットライフドームがいよいよ今年3月にグランドオープンを迎えるが「新しいメットライフドームで私たちもライブをしたいという気持ちが強まりました!」と笑顔。「すでに綺麗になっている場所もありますし、これからライオンズファンの方もメットライフドームに通ってこられた方も楽しみが増えるんじゃないかな」と続けた。

 入場ゲート、座席、ビジョン…。その変貌をあげるとさまざまだが、変わらないところもある。

 メットライフドーム内はより解放感が広がり、引き続き四季を感じながらの野球観戦、ライブ体験が可能となるが「メットライフドームのこの環境は、私たちのライブの演出や衣装にも生かされるんです。(冬の)寒さも味方にしてしまう感覚ですね!そしてお客さんはとっても温かく感じます」。

 そんな百田さんも“お客さん”としてこのメットライフドームに訪れることがある。「実はプライベートでもライオンズ戦を…。こっそりお母さんと見に行くんです」と打ち明けた。グラウンドの中央では約3万人のファンを熱狂させ、スタンドから埼玉西武ライオンズに想いをはせたこともあったのだ。

 「ライオンズって、仲の良い友だちという感じなんです(笑)。久しぶりに会っても、久しぶりという感じがしない友だちっているじゃないですか?ちょっと時間が空いても、(前回と)同じように接することができるような…そんなチームです」

 百田さんにとってライオンズは親しい友達であり、メットライフドームは“ホーム”。この場所に来るたびに「前回のライブより成長していたいな」という気持ちになるという。

 主役として立つライブステージ、ひそかに訪れるプライベートの場所、百田さんにとっても大事な空間が、いよいよこの3月に生まれ変わる。

(埼玉西武ライオンズ広報部)

=埼玉新聞WEB版=

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