埼玉新聞

 

浦和、過密日程にも手応え オリベイラ監督、杉本を評価「獲得理由になった力見せた」 17日、C大阪戦

  • ポゼッションゲームで調整する杉本(中央)ら浦和の選手たち=15日午前、大原サッカー場

  • 北京国安戦で好セーブを連発した浦和の西川

 浦和は17日、リーグ第4節でC大阪と対戦する(15時・ヤンマー)。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグG組のアウェー北京国安戦で勝ち点1を持ち帰ったチームは15日、大原サッカー場で約1時間40分の練習を行った。

 北京国安戦に先発した11人は軽めの調整で汗を流した。そのほかの選手たちは8対8のポゼッションゲームを行った後、ハーフコートでミニゲームを実施。杉本が放ったシュートのこぼれ球に武藤が詰めてネットを揺らすなど、激しい球際の攻防が繰り広げられた。

 オリベイラ監督は、2日に行われたリーグのホーム札幌戦から始まった約2週間で公式戦5試合をこなすハードスケジュールを締めくくるC大阪戦に向け、「厳しい日程を持ちこたえる選手がここまで多いとは予想していなかった。いいサプライズ」と現状への手応えを口にした。

 指揮官は古巣との対戦に臨む杉本について「北京国安戦は彼が入って流れが変わり、三つの決定機が生まれた。彼が(C大阪戦の)ピッチに立つならば、古巣相手だからではなく、浦和が彼を獲得する理由になった力を見せたから」と話した。

■途中出場で献身、指揮官も高評価/杉本

 北京国安戦では後半27分に途中出場すると、直後にFKを獲得するなど攻守で存在感を発揮。オリベイラ監督も「前線にボールが通らない、届いてもキープできないという試合の中で、彼はいい形で入った」と高く評価した。

 下部組織時代から過ごしたC大阪との対戦を前に「平常心で戦いたい。次は連戦のラスト。しっかり勝ちたい」と力を込める。日頃から「仲間を助けるプレー」を掲げる26歳の献身性は、かつての仲間たちにとって脅威となるはずだ。

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