埼玉新聞

 

息子が投資で失敗…はうそ 女性の話に詐欺疑い、郵便局長が息子へ連絡 被害防ぎ、小川署が感謝状

  • 中沢栄二署長(左)と感謝状を手にする高山正彦・玉川郵便局長=小川警察署

 埼玉県の小川署は特殊詐欺を未然に防いだとして、ときがわ町の玉川郵便局(高山正彦局長)に感謝状を贈った。

 同署によると、12月8日、同郵便局に町内の女性(80代)から「300万円下ろせないか」との電話があった。応対した高山局長は、女性に同局に来てもらい、話を聞くと「息子が経理の人と会社の金で投資したが失敗した」「きょう、東京に300万円持って行かなければならない」など話したことから、特殊詐欺を疑い、息子に連絡したところ、そのような事実がないことが判明、同署に通報、詐欺被害を未然に防いだ。中沢栄二署長から感謝状を受け取った高山局長は「お客さんの財産を守れて良かった」と話した。

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