埼玉新聞

 

しまむら好調、純利益7割増 新型コロナで在宅時間増、寒さ強まり部屋着・秋冬物が売れる

  • しまむら好調、純利益7割増

 アパレル大手のしまむら(埼玉県さいたま市北区)が28日発表の2020年3~11月期連結決算は、純利益が前年同期比70・5%増の215億5100万円、売上高は2・6%増の4044億5300万円だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う在宅時間の増加で、部屋着などが伸長。昨年より台風が少なく、10月中旬以降から朝晩の冷え込みが強まり、秋冬物の肌着や寝具などの売れ行きが好調だった。

 営業利益は64・5%増の311億6100万円。短期生産サイクルを活用し、需要に応じた機動的な商品投入で値引き販売を抑えた効果が出た。チラシ広告からデジタル広告へのシフトも寄与した。

 21年2月期の連結業績予想は据え置いた。

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