埼玉新聞

 

多言語の習得は「音」から 脳領域特定、文法理解早く

  •  言語を習得する際に活発に働く脳の領域(左下前頭回を意味する「L.IFG」で示した部分)(酒井邦嘉・東京大教授提供)

     言語を習得する際に活発に働く脳の領域(左下前頭回を意味する「L.IFG」で示した部分)(酒井邦嘉・東京大教授提供)

  •  言語を習得する際に活発に働く脳の領域(左下前頭回を意味する「L.IFG」で示した部分)(酒井邦嘉・東京大教授提供)

 複数の言語を習得する際に共通して活発に働く脳の領域を特定したと、東京大などのチームが英科学誌「サイエンティフィックリポーツ」に発表した。これまで学んできた言語のリスニング能力が高い人ほど、新しい言語の音声を聞いている際にこの領域が活発化し、文法の理解が早かった。チームは「言語を学ぶ上では、まず音から入るのが基本だと裏付けられた」と指摘する。

もっと読む
ツイート シェア シェア