埼玉新聞

 

パン店「考えた人すごいわ」、鳥肌が立った“幸せの埼玉パン”販売 長さ50センチの「まるでネギ!パン」も どこの店舗、いつ売っている?

  • 「まるでネギ!パン」と「さつまいもクリームパン」を手にする城西大の学生=21日、所沢市内

    「まるでネギ!パン」と「さつまいもクリームパン」を手にする城西大の学生=21日、所沢市内

  • 「まるでネギ!パン」と「さつまいもクリームパン」を手にする城西大の学生=21日、所沢市内

 城西大(坂戸市)の学生が立案した2種類のパンが商品化され、所沢市内のパン店で販売を行っている。長ネギのような形をした「まるでネギ!パン」と、サツマイモの味わいが豊かな「さつまいもクリームパン」で、いずれも埼玉県産の食材が多く使われている。学生らは「絆をつなぐ幸せの埼玉パン」とアピールする。

 同大医療栄養学科の1年生12人とパン店「考えた人すごいわブレッドパーク所沢店」(所沢市)、飯能信用金庫(飯能市)が連携した。

 学生らは県産食材の活用をイメージして2023年5月ごろからパンの立案に当たり、15種類を候補に挙げた。「考えた人すごいわ」の店舗やレストラン事業を展開する「オーネスティグループ」の大舘誠代表取締役(57)は「メニューの提案に鳥肌が立った。現場の枠から飛び出た発想で新鮮だった」と振り返る。

 「まるでネギ!パン」(税込み480円)は長さ約50センチで、実際の長ネギのように白い部分と緑色の葉の部分が表現されている。生地の小麦粉は坂戸産で、県産のネギが練り込まれている。秩父のみそも使われている。

 「さつまいもクリームパン」(同330円)は長さ約20センチ。川越のサツマイモを使ったクリームが中に入っている。

 同大で23年11月3、4の両日に開かれた学園祭「高麗祭」では、2種類のパン計289個を販売した。

 パンの企画に当たった加藤りゅうさん(19)は「自分たちが考えたことが形になり、結果として出ることが楽しい。貴重な体験ができている」と話す。伊藤るなさん(19)は「実際にアイデアを考える時に埼玉の食材を知り、埼玉には魅力があるんだと思った。企業や農園と関われるきっかけになった」と語る。

 2種類のパンは、考えた人すごいわブレッドパーク所沢店で土・日曜日に販売している。

 問い合わせは、同店(電話04・2936・8005)へ。
 

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