埼玉新聞

 

忘れられない合宿に…宿泊時にプロ選手と交流、夢の実現後押し 埼玉武蔵×マロウドイン大宮、3月から実施へ

  • 新サービス実施を発表した埼玉武蔵ヒートベアーズとマロウドイン大宮の関係者ら=9日、さいたま市大宮区

    新サービス実施を発表した埼玉武蔵ヒートベアーズとマロウドイン大宮の関係者ら=9日、さいたま市大宮区

  • 新サービス実施を発表した埼玉武蔵ヒートベアーズとマロウドイン大宮の関係者ら=9日、さいたま市大宮区

 プロ野球の独立リーグ、ルートインBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズは、埼玉県さいたま市大宮区の宿泊施設「マロウドイン大宮」との新サービス創出を発表した。県内に泊まる少年少女の野球チームを対象に埼玉武蔵の選手との各種交流機会を設定するプラン。子どもたちの夢の実現を後押しする。

 同事業は、県が2022年度に立ち上げた「スポーツビジネスネットワーク埼玉(スポBiz埼玉)」の取り組みで実現。本年度はプロスポーツチームのニーズに対して、企業がビジネスアイデアを提案する連携プログラムの中で、初めてのマッチングが成立した。

 埼玉武蔵はチームの知名度向上と野球人口の増加などを掲げ、地域に新たなエンタメを提供。マロウドイン大宮は学生スポーツチームの遠征合宿向けに、アスリート用の食事やミーティングルーム、氷の提供など宿泊オプションプランを展開している。今回はマロウド側が宿泊者の満足度向上のため、新プランの開発検討を進める中で、埼玉武蔵側との思いが一致した。

 新プランは今年3月から実施予定。県内に遠征宿泊する少年少女野球チームを対象に、埼玉武蔵の選手らと交流できる内容で、講演や質疑応答、記念写真撮影など約1時間のオプションを用意する。

 埼玉武蔵の角晃多社長は「将来的にはホテルの場所を活用した実指導もしていきたい。小さな頃から本物に触れる機会を提供することで、地域の子どもたちに夢を与えていきたい」とあいさつ。マロウドイン大宮の倉島淳一支配人は「プロスポーツ選手との交流を通じて、今後のモチベーション向上にも寄与していければ」と期待を寄せた。

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