埼玉新聞

 

大問題…3500席以上のアリーナ建設で体育館や公園整備、「木を切らないで」住民ら再検討を求め、建て替え延期に 総事業費は100億円超「公園は子どもが遊ぶ場所、負の遺産を残していいのか」

  • 老朽化が進行している熊谷市立市民体育館=10日午前、熊谷市桜木町

    老朽化が進行している熊谷市立市民体育館=10日午前、熊谷市桜木町

  • 「荒川公園と市民体育館を考える会」の中間報告会=10日午前、熊谷市宮町の市緑化センター研修室

    「荒川公園と市民体育館を考える会」の中間報告会=10日午前、熊谷市宮町の市緑化センター研修室

  • 老朽化が進行している熊谷市立市民体育館=10日午前、熊谷市桜木町
  • 「荒川公園と市民体育館を考える会」の中間報告会=10日午前、熊谷市宮町の市緑化センター研修室

 熊谷市立市民体育館の建て替え案を含む「荒川公園周辺再整備基本計画」が大きな問題になっている。市は老朽化した施設を刷新し、3500席以上の観客席を備えるアリーナの建設を目指しているが、大規模な工事のため隣接する荒川公園の整備も必要になる。100億円を超える総事業費も。市民団体からは「荒川公園の木を切らないでほしい」などの要望が寄せられ、市議会は昨年の12月定例会で住民への配慮や再検討を求める請願を賛成多数で採択。市は2030年度の開設を目指していたが、遅れることが必至になった。

もっと読む
ツイート シェア シェア