埼玉新聞

 

成人年齢引き下げ後も、成人式の対象者は20歳で 入試や就職などと重なる…富士見市、負担を考慮

  • 富士見市役所=埼玉県富士見市鶴馬

 成人年齢を20歳から18歳に引き下げる民法の一部改正案が2018年6月に成立したことを受け、成人式の対象年齢を検討していた埼玉県の富士見市は、同改正法が施行される22年度以降の成人式も引き続き20歳を対象者とすることを決めた。市によると、県内では川越市や所沢市などの複数自治体が改正法施行後も成人式の対象者を20歳とすることを決めているという。

 同市は昨年11月、市内の県立富士見高校の全生徒約630人を対象に成人式の対象年齢についてアンケート調査を実施。その結果、3年生の大学入試や就職などの準備時期と重なることなどを理由に、約8割の生徒が20歳を希望していた。アンケートと家族らに対する経済的、精神的な負担を考慮し、決めた。

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