埼玉新聞

 

「ぜりぃ」で地元盛り上げへ…熊谷の2社が日本酒ゼリー開発 「びっくりするほどおいしい」商品に

  • 開発した「日本酒ぜりぃ」と「はちみつ梅酒ぜりぃ」

    開発した「日本酒ぜりぃ」と「はちみつ梅酒ぜりぃ」

  • 開発したゼリーを持つ藤吉さん(左から2人目)と、権田直仁さん(同3人目)、拓弥さん

    開発したゼリーを持つ藤吉さん(左から2人目)と、権田直仁さん(同3人目)、拓弥さん

  • 開発した「日本酒ぜりぃ」と「はちみつ梅酒ぜりぃ」
  • 開発したゼリーを持つ藤吉さん(左から2人目)と、権田直仁さん(同3人目)、拓弥さん

 埼玉県熊谷市三ケ尻の「権田酒造」と同市西城のゼリーメーカー「純和食品」がコラボレーションし「日本酒ぜりぃ」と「はちみつ梅酒ぜりぃ」を開発した。純和食品社長に就任した藤吉隆行さん(33)は、地元ゆかりのものをリサーチする中で老舗権田酒造の日本酒「直実」と「蜂蜜梅酒」に出合った。直実は日本最大のかん酒コンテストで約800種の日本酒の中から金賞を受賞。梅酒は世界に日本酒を広める目的で始まった「シンガポール酒チャレンジ」でゴールドメダルを受賞した。

 「地元で何かやりたい」と考えていた藤吉さんは早速、酒の味わいを残しつつすっきり甘いゼリーの開発に取りかかった。酒造りの現場も見学。試行錯誤を繰り返し1年。アルコール分を含む製品が完成。パッケージの絵も自ら作画した。

 権田酒造7代目の権田直仁さん(32)は、「びっくりするほどおいしい。食べた人の笑顔が浮かぶ。熊谷を代表するお土産になってほしい」。弟の拓弥さん(30)は、「普段、日本酒を飲まない方のきっかけとなり、日本酒ファンが増えてほしい」。藤吉さんは、「ゼリーとしても新しい価値、そして、地元の企業がコラボするモデルケースにもなった。共に地元を盛り上げていきたい」と話していた。

 問い合わせは、純和食品(電話048・588・5890)、権田酒造(電話532・3611)へ。

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