埼玉新聞

 

<新型コロナ>学生のリモート授業、おふろcafeがサポート 勉強の合間に入浴、コーヒー飲み放題も

  • 館内で勉強をする大学生たち=24日、さいたま市北区のおふろcafe utatane

  • 半個室のスペースもあるため当日進めたい内容によって好きな場所で作業や勉強をすることができる=24日、さいたま市北区のおふろcafe utatane

  • 大量のマンガを取り揃えた本棚=24日、さいたま市北区のおふろcafe utatane

 オンライン授業が続く大学生たちをサポートしようと「おふろcafe utatane(うたたね)」(埼玉県さいたま市北区)と「おふろcafe bivouac(ビバーク)」(熊谷市)は、平日限定でフリータイムの入館料と食事・デザートをセットにした「リモート授業応援プラン」をスタートさせている。(勇有花子)

 温泉やサウナに加えて、館内のWi―Fi環境の完備や、コミック・雑誌などを豊富に用意するなどして、従来より利用者がくつろぐためのフリースペースにもこだわっていた両施設。そんな施設の特徴から、今年4月の緊急事態宣言発令後から、コワーキングスペースやコスタディングスペースとして活用する利用者が増えているという。

 学生のための「リモート授業応援プラン」は今月から始まったプランで、館内着とタオルがついたフリータイム入館料(滞在期間深夜2時まで)に、ハンバーグプレートやパスタなどから選ぶことのできる食事、日替わりミニデザートがついて1580円(税別)。受付で学生証を掲示するとプランのサービスを受けることができる。

 「勉強に集中する時間もくつろぐ時間も、全てがここの館内で完結することができるのが大きな魅力」と話すのは、「おふろcafe utatane」の新谷竹朗支配人。滞在時間の中では、勉強の合間に入浴やサウナに入ることができるのはもちろん、無料で挽きたてコーヒーが飲めたり、マッサージチェアにのることもできる。

 24日に同施設を訪れていた熊谷市の女性(20)は、「自宅でのオンライン授業の受講がマンネリ化してしまっていたので、気分を変えてみようろ思ったのがきっかけ。実際に滞在してみて、いい気分転換になったし、授業も集中できた」と声を弾ませていた。

 食事の内容は実施期間などの詳細は両施設のホームページで紹介されている。

=埼玉新聞WEB版=

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