埼玉新聞

 

<新型コロナ>段ボールのバスでいろは坂に 校内で仮想体験 羽生の小学校、林間学校・修学旅行の代替行事

  • 段ボールの「バス」に乗って、図書室の「いろは坂」を行く5年生=羽生市立羽生北小学校

 埼玉県羽生市立羽生北小学校(小峯由起子校長、児童数346人)で13日、5、6年生122人を対象にした林間学校・修学旅行代替行事「超楽祭」が開かれた。新型コロナウイルスの影響で旅行が中止になり、児童が中心になって校内に日光・鎌倉・箱根を模した掲示物などを作り、オリエンテーリング方式で仮想体験した。

 5年生59人は1泊2日の林間学校先だった日光を担当。図書室を「いろは坂」に、音楽室を「日光東照宮」に、階段を「華厳の滝」にするなどした。小室想太さん(11)は「いろは坂に行った気分」、角田葵さん(11)は「日光を満喫できた」と話した。

 6年生63人は1泊2日の修学旅行先だった鎌倉・箱根を担当した。教室を「鶴岡八幡宮」、「長谷寺」、高徳院の鎌倉大仏、「江ノ島水族館」などにした。廊下に江ノ電も作った。

 副実行委員の町田詩音さん(11)は「再現した長谷寺のアジサイがきれいだった。大仏はでかかった」と話し、「行った気分に少しなった」とほほ笑んだ。

 教職員、保護者の協力のもと、校内では夕方、肝試し大会、校庭では夜、林間学校のキャンプファイアも行われた。タイムカプセルの埋設もあった。

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