埼玉新聞

 

断念…地下鉄7号線の岩槻延伸、年度内は申請できず SR浦和美園駅―東武岩槻駅までの7・2キロ 物価高騰で建設費1・5倍、1300億円に増大 申請断念で市長、取材に応じず

  • 地下鉄7号線延伸事業の取り組み状況の報告が行われた市議会地下鉄7号線延伸事業特別委員会=24日午後、さいたま市議会

    地下鉄7号線延伸事業の取り組み状況の報告が行われた市議会地下鉄7号線延伸事業特別委員会=24日午後、さいたま市議会

  • 地下鉄7号線延伸事業の取り組み状況の報告が行われた市議会地下鉄7号線延伸事業特別委員会=24日午後、さいたま市議会

 さいたま市は24日、地下鉄7号線(埼玉高速鉄道=SR)岩槻延伸について、2023年度中の鉄道事業者への事業要請を実施しない方針を明らかにした。概算建設費の試算が物価高騰により当初の1・5倍となる1300億円とされ、整備計画に新たな課題が出てきたとして、年度内の事業申請を困難と判断した。概算建設工期の試算は当初の7年から18年程度に延びた。市は鉄道事業者に技術支援の要請を決め、課題解決と計画内容を精査して、事業を今後も進める意向を示した。

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