埼玉新聞

 

浦和、9日アウェーで松本戦 オリベイラ監督、過密日程を戦う指針「可能であれば同じ11人で」

  • 非公開練習後、ジョギングで汗を流す浦和の汰木(右)と鈴木=7日午前、さいたま市内

 リーグ戦未勝利の浦和は9日、アウェーで昇格組の松本と対戦する(14時・サンアル)。試合を翌日に控えたチームは8日、さいたま市内で非公開練習を実施。練習後に会見したオリベイラ監督は「いい選手がそろっていて、チームをまとめるのがうまい監督。非常に難しいタフな試合が待っている」と松本の組織力を警戒した。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のブリラム戦から中2日で臨む松本戦に向け、指揮官は「私の考え方は、前の試合からできるだけ多くの選手を次の試合でも使いたいというもの。可能であれば同じ11人で戦いたい」と過密日程を戦う上での指針を示した。

 「心配な点はリカバリー。より早く回復する選手もいれば、疲労を強く感じる選手もいる。ピッチに立つ選手ができるだけいいコンディションになっているように」と、個々の状態を見極めて選手を入れ替えていく考えを強調した。

■ドリブルに自信、好相性アピール/汰木

 6日のブリラム戦では後半39分に途中出場。鋭いドリブル突破でスタジアムを沸かせ、ダメ押しのチーム3点目をアシスト。試合後には「(ドリブルは)自分のキレや間合次第で取られない自信がある」と目を輝かせていた。

 昨季まで所属した山形でも松本との対戦経験があり、「引いている相手にはドリブルの方が生きる。1人2人とどんどん寄せてくるので、食い付いてくる相手は逆に剥がしやすい」と好相性の対戦で、さらなるアピールの機会をうかがう。

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