埼玉新聞

 

秩父三大“氷柱”オープン、大きなサイズ完成 客が5万5千人訪れる観光スポット 今回は暖冬で苦戦、今後も極寒は困難か 氷柱に頼らず、さらなる魅力強化へ新アイデア楽しみ

  • 氷柱の成長を見守る北孝行さん=10日午前9時ごろ、小鹿野町河原沢の尾ノ内氷柱

    氷柱の成長を見守る北孝行さん=10日午前9時ごろ、小鹿野町河原沢の尾ノ内氷柱

  • 氷柱の成長を見守る北孝行さん=10日午前9時ごろ、小鹿野町河原沢の尾ノ内氷柱

 秩父三大氷柱(ひょうちゅう)(三十槌、あしがくぼ、尾ノ内)は、暖冬の影響で例年より約1週間遅れでオープンした。尾ノ内氷柱(小鹿野町河原沢)は10日以降の冷え込みで太く、大きな氷柱が完成。同実行委員会会長の北孝行さん(80)は7~12日の延期中、毎朝会場に足を運び、氷の成長を見守ってきた。気温に左右される氷柱作りは気候変動の影響を大きく受け、ここ数年は出来が安定しない。北さんは「今後は氷柱事業1本に頼らない観光振興も必要」と、新たな集客の「柱」を模索する。

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