埼玉新聞

 

夫が滑落死か 山で負傷した夫、電話で妻に「自分で下りる」 その後、連絡途絶え…道の下で夫遺体を発見

  • 小鹿野署=小鹿野町小鹿野

 25日午前6時45分ごろ、小鹿野町両神薄の両神山(標高1723メートル)の薄川源流で、千葉市中央区大巌寺町、無職井上普勝(ひろかつ)さん(77)が死んでいるのが発見された。

 小鹿野署によると、24日午後6時15分ごろ、井上さんから妻(75)に「下山途中に足を痛めた。場所が分からないが、自分でゆっくり下りる」などと電話があった。その後、電話が通じなくなったため、1時間後に妻が110番。山岳救助隊や消防隊員が捜索したところ、川筋にある岩の上であおむけの状態だった井上さんを発見した。

 発見現場は登山道から約2メートル下で、同署は何らかの原因で滑落したとみて調べている。

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