埼玉新聞

 

埼玉王者・北本トマトカレー、土浦グランプリ2度も獲得 各地グルメイベントで成績優秀、全国に名をとどろかせた味 知事も絶賛 北本トマトカレー生みの親はトマト農家男性、誕生のきっかけは「小さいころから」

  • 大野知事(前列右から2人目)に優勝を報告した「北本トマトカレーの会」関係者ら=昨年12月27日午後、県庁

    大野知事(前列右から2人目)に優勝を報告した「北本トマトカレーの会」関係者ら=昨年12月27日午後、県庁

  • 大野知事(前列右から2人目)に優勝を報告した「北本トマトカレーの会」関係者ら=昨年12月27日午後、県庁

 昨年11月に茨城県土浦市で開催された第20回土浦カレーフェスティバルで行われたカレーのナンバーワン決定戦「土浦C―1グランプリ」の主菜部門で、北本市のB級ご当地グルメ・北本トマトカレーが優勝したことから昨年12月27日、北本トマトカレーの会(落合真一会長)などの関係者らが大野元裕知事を訪問し、結果を報告した。

 北本トマトカレーは市特産品のトマトを活用した新たなグルメとして2011年に誕生。同年の「埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」で優勝し、その後も全国のグルメイベントなどで多数の入賞を重ねている。土浦C―1グランプリの獲得は16年以来2回目。

 訪問した北本トマトカレーの考案者でトマト農家の加藤浩さんは「県の代表という気持ちで参加した。7年ぶり2度目の優勝をすることができた」と報告。大野知事は「大変名誉なことだ。(B級グルメとして)定着してきている。これを機会に改めてPRに努めていただきたい」と述べた。

 加藤さんによると、トマトカレー考案のきっかけは“家庭の味”。「家で小さいころから食べていた母の作るカレーがトマトを煮込んだカレーだった」という。

 北本トマトカレーは現在、市内の13飲食店などが販売している。店ごとに特色があり、味や見た目もそれぞれ異なる。また、市内の小中学校をはじめ、県内小中学校や北本市の姉妹都市・福島県会津坂下町の学校給食でも提供された。

 北本トマトカレーを試食した大野知事は「トマトの甘味とコクが辛さの中で引き立っておいしい」と笑顔を見せていた。
 

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