埼玉新聞

 

就職氷河期世代を対象、県一般事務職員の採用試験は189倍 職歴や学歴不問、募集5人に945人応募

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県は、バブル経済の崩壊などに起因して生じた「就職氷河期世代」を対象に初めて実施する県職員採用試験の申し込み状況を発表した。5人程度の採用を予定する一般事務職の募集に対し、945人が受験を申し込み、倍率は189倍に上った。

 県人事委員会事務局任用審査課は「近隣や規模が近い自治体と比べ、倍率が高くなった。募集条件で職歴と学歴を不問としたことで、申し込みやすいと感じたのではないか」としている。

 受験資格は、1970年4月2日~1986年4月1日に生まれ、今年4月1日時点で34~49歳の日本国籍を有する人。1次選考は書類選考。2次選考は10月22日~11月9日のいずれかの1日で基礎能力検査、11月20日に適性試験を行う。3次選考となる12月24日の面接を経て、来年1月14日に合格者が発表される。

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