埼玉新聞

 

共学・別学は重視する?どんな高校で学びたい? 県立高校の特色化に向け、県教委が小中学生らにアンケート

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    県立高特色化、県教委がアンケート

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 県教育委員会は19日から、県立高校の特色化に向けたアンケートを開始した。県内の小学5、6年生と中学生、高校生、その保護者を対象に、どのような高校で学びたいかなどについて質問。高校特色化に関するアンケート実施は初となる。回答は任意で、来年1月26日まで。中高生と保護者には「高校選びの観点」として「共学(別学)であること」をどれだけ重視するかについての項目を設問した。

 アンケートはウェブ上で行う。「どのような高校で学びたいか」のほか、「高校でどのようなことを学びたいか」「高校生活を通してどのようなことを身に付けたいか」などについて、回答者が複数の項目から当てはまるものを選択する方式で、県立高校の特色化・魅力化への参考にする。

 「高校選びの観点」については、共学・別学のほか▽学校のイメージ・校風▽設置学科・コース▽授業難易度▽進学・就職実績▽部活動など授業以外の活動▽学校設備の状況▽通学の便―の7項目について、それぞれ「重視する」「やや重視する」「あまり重視しない」「重視しない」から選択する方式とした。

 県教委は今年8月に県男女共同参画苦情処理委員から県立男女別学校を早期に共学化するよう勧告を受け、来年8月末までに報告書の提出を求められている。

 魅力ある県立高校づくり課は、アンケートの共学・別学に関する質問について「あくまで学校づくりの参考にするもので、勧告とは分けて考えている」とし、影響を否定した。アンケート結果の公表時期、方法などは「検討中」としている。

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