埼玉新聞

 

<新型コロナ>2日間で38人感染…音楽の催し、複数人の会食で広がる 県立学校で学級閉鎖、学年閉鎖も

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは13日から14日にかけて、新型コロナウイルス感染者を新たに計38人確認したと発表した。このうち14日に判明した新規感染者は16人で、内訳は県発表が9人、さいたま市4人、川口市1人、川越市1人、越谷市1人。

 これまでに確認された感染者は4302人(チャーター便帰国者含む)、死者は97人(14日午後7時現在)。

 同日午後9時時点の重症者は7人、感染者の入院は214人、ホテル療養51人、自宅療養21人。退院・療養終了は3903人。

 県管轄で14日に詳細が判明したのは20~40代の男女7人。飯能市の40代会社員女性は都内で参加した音楽関係の集まりで陽性者と接触した。都内で接触した仕事関係者が陽性者だった上尾市の30代フリーランスの男性や、横瀬町の30代会社員男性も感染確認された。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10~30代の男女4人で、2人は県内の高校に通う女子生徒。

 川越市によると、感染が判明したのは50代の会社員男性。同居家族の感染が既に確認されていた。

 川口市によると、新たに会社員の40代女性の陽性が確認された。容体は安定しており、入院は調整中。

 越谷市によると、新たに40代の会社員男性の感染が確認された。

 13日には、県全体で22人の感染が確認された。県が発表したさいたま市の30代会社員男性は、これまでに5人が感染している会食に参加していた。県によると、厚生労働省の接触確認アプリをきっかけに検査を受けた人が1人いた。

 また県教育局は14日、県南部と西部の県立学校でそれぞれ12日と13日に子ども1人の感染が確認されたと発表した。南部の学校では同じクラスや部活の子ども61人と教職員2人が濃厚接触者となり、感染した子どもの所属するクラスを14~23日に学級閉鎖とする。西部の学校では子ども8人が濃厚接触者で、感染した子どもが所属する学年を15日から当面の間、学年閉鎖とする。

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