埼玉新聞

 

<ランチ>女性と年配に人気、美と健康を大切にするカレー専門店 熊谷・スパイシーベジーカレー お薦めは

  • お野菜とチキンを選んだハーフ&ハーフカレー

  • 自慢のスパイスを見せる三浦勝人店長

 「実はお客さんはご年配の方が多いのですよ。あとは女性ですね」

 美と健康を大切にするカレー専門店として、熊谷駅から徒歩1分の駅近に出店したのは昨年5月。吟味したスパイスを使った、野菜たっぷりのヘルシーなカレーは癖になる味。胃にもたれないのは、小麦粉を使わないからだ。

 お薦めはハーフ&ハーフカレー(税込み1100円)。お野菜カレー、チキンカレー、チキンキーマカレーの中から選んだ2種類のカレーを、一つの皿に盛り付けてくれる。

 三浦勝人店長(40)が健康志向にシフトしたのは、20代の時に体を壊してから。安倍晋三首相の持病として広く知られるようになった難病、潰瘍性大腸炎を患い、埼玉医大病院に1年間入院した。

 ジャンクフードが好きだったが、体が嫌がるようになった。「一度自分が追い込まれたから、人にアドバイスできるようになりました」

 おいしさを追求する飲食店は星の数ほどある。三浦さんが考えるのは「おいしさ」を最重要としながら、「お客さまの身体のバランスを整えるお手伝いをすること」。そのためには2時間かけて玉ネギを炒めたり、5時間かけてだしを取ったりという手間も惜しまない。体が欲しがる食事ができれば、「体も心も快適になるのです」。

【メモ】スパイシーベジーカレー 熊谷市筑波3の112の1(電話048・594・6616)。ランチは午前11時半~午後2時半。夜はバータイムとして午後8時~。スパイスの効いたタンドリーチキンなど、ランチのカレーとは違う料理が楽しめる。月曜定休日。

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