埼玉新聞

 

東武東上線・若葉駅近くに公園誕生、一般開放が始まる 西口方面の「わかばハンカチノキ公園」 ベビーカー、車いすも散策可 待望ザイルクライミングも設置

  • 記念植樹を行う斉藤芳久市長(左)とワークショップの参加者たち=2日、鶴ケ島市藤金のわかばハンカチノキ公園

    記念植樹を行う斉藤芳久市長(左)とワークショップの参加者たち=2日、鶴ケ島市藤金のわかばハンカチノキ公園

  • 記念植樹を行う斉藤芳久市長(左)とワークショップの参加者たち=2日、鶴ケ島市藤金のわかばハンカチノキ公園

 市民の声を反映して、鶴ケ島市藤金に整備された「わかばハンカチノキ公園」が完成。2日に記念植樹が行われ、一般開放が始まった。

 面積2533平方メートルの新たな公園は、東武東上線若葉駅西口近くに誕生した。市は昨年、近隣住民らに構想を提案してもらうワークショップを初めて企画。参加者が3回にわたる議論を通してまとめた発表を基に、約3千万円の予算を投じて、今年6月から5カ月の工期で造成した。

 記念植樹には、ワークショップの参加者15人が出席した。斉藤芳久市長は「皆さんのご意見を伺いながら造った公園。さまざまなことに利用し、育てていただきたい」とあいさつ。予定地の頃からある樹種にちなんで公園名が採られたハンカチノキの苗木4本を新たに植え、出席者全員で根元に土をかけた。公園には遊具のザイルクライミングが置かれ、ベビーカーや車いすでも散策できる園路、地域の行事に活用できる広場を設けた。ザイルクライミングを要望した小学校3年生の木下和奏(わかな)さん(9)は「早く登ってみたい」と瞳を輝かせる。60代と70代の女性は「将来、足腰が弱って歩けなくなっても、日なたぼっこに来られそうな公園になった」と喜んだ。
 

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