埼玉新聞

 

JR武蔵野線ガード下浸水、川口で車両2台が水没 雷と大粒の雨…さいたまや川口などで1万棟以上が停電

  • 水没した武蔵野線ガード=12日午後3時11分(森田志歩さん提供)

 12日午後1時58分ごろ、川口市戸塚1丁目のJR武蔵野線東川口駅東側の県道「けやき通り」のガードで車両が水没したのを川口市が確認し、市の消防隊約10人が出動した。

 消防によると、ガード下の浸水は水深約1・5メートルで、水没したのは乗用車とトラックの計2台だが、ドライバーは自力で脱出して無事だったという。

 近くに住む森田志歩さんは「雷と同時に大粒の雨が窓ガラスをたたきつけるようだった。外に出ると線路際の道路は膝ぐらいまで冠水していた。友人の住宅が床上浸水でバイクも駄目になった」と被害の状況を話した。市で被害状況を調べている。

■県内床上浸水5棟

 12日の大雨で、県内の住宅などに浸水の被害が発生した。県災害対策課などによると、同日午後7時現在、床上浸水がさいたま市2棟、川口市3棟の計5棟、床下浸水はさいたま市の17棟だった。けが人はいなかった。道路冠水はさいたま市内で48カ所。停電は同市や川口市、越谷市などで1万棟以上あり、いずれも復旧した。

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