埼玉新聞

 

<新型コロナ>42人感染 狭山緑陽高の教諭3人感染、濃厚接触38人 大宮高、県南の県立学校も広がる

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは10日、新型コロナウイルスの感染者を新たに42人確認したと発表した。内訳は県発表が32人、さいたま市が1人、川口市が5人、川越市が2人、越谷市が2人。

 これまでに確認された感染者は2920人(チャーター便帰国者含む)、死者は79人。重症者は6人、感染者の入院は362人、ホテル療養は60人、自宅療養は143人、退院・療養終了は2234人(10日午後6時現在)。

 県によると、県管轄では、10~80代の男女22人の詳細が判明。集団感染が出ている所沢第一病院で新たに80代男性と70代女性の患者2人の感染が確認された。2人は1度目の検査は陰性だったが、症状が出たため抗原検査したところ陽性と分かった。同病院関係の陽性者は患者、職員合わせて計41人となった。

 さいたま市によると、新たに感染が判明したのは同市に住む70代女性。9日に発熱して入院、10日に陽性が判明した。感染経路は不明。

 川口市によると、感染が確認されたのは市内に住む20~70代の男女5人。このうち50代の女性は市内の医療機関に勤務している。

 川越市によると、いずれも東京都内の会社勤務する桶川市在住の30代会社員女性と、北本市の30代男性会社員の2人の陽性が確認された。

 越谷市によると、松伏町に住む20代男性会社員と、さいたま市に住む60代自営業男性の2人の感染が判明。

 また、県教育局は10日、狭山市の県立狭山緑陽高校教諭の男女3人の感染が新たに判明したと発表した。濃厚接触者は顧問を務める部活の生徒や教職員38人で、同校は23日までの部活動や講習などを原則停止する。これまでに4人の感染者が出ていた大宮高校では、新たに濃厚接触者の生徒1人の陽性が判明した。

 3人の感染が出ている県南部の県立学校では新たに児童生徒1人の感染が分かった。これまでに陽性が判明した生徒、教職員とはクラスや部活が異なり、接点はなかったという。濃厚接触者は部活などで一緒だった生徒や顧問教諭ら31人。

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