埼玉新聞

 

<新型コロナ>埼玉で50人感染 岩槻高校で生徒と顧問ら、同じ部活で10人 病院や寮でも感染者

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは7日、新型コロナウイルス感染者を新たに50人確認したと発表した。

 感染者の内訳は県管轄が29人、さいたま市11人、川口市5人、川越市2人、越谷市3人。これまでに確認された感染者は2738人(チャーター便帰国者含む)、死者は79人(7日午後5時時点)。

 6日午後9時現在で、重症者は3人。感染者の入院は301人。ホテル療養は81人、自宅療養は141人。退院・療養終了は2021人。

 県によると、県管轄では、10歳未満~80代の男女19人の詳細が判明。集団感染が発生している所沢第一病院に勤務する熊谷市の40代医療従事者女性の感染が判明し、同病院関係の陽性者は患者、職員合わせて34人となった。白岡市内の寮に住む外国籍の20代会社員男性の感染が分かり、同じ会社の寮内の陽性者は5人に。春日部市職員の30代男性の陽性も判明した。

 県教育局は7日、県立岩槻高校の生徒1人と教職員1人の陽性が判明したと発表し、同校の感染者は計10人となった。10人は同じ部活動に所属する生徒と顧問。

 さいたま市によると、新たに感染が判明したのは市内に住む県立高校の男子生徒と同校の30代男性の教職員を含む10~70代の男女11人。同校生徒が既に感染しており、市保健所は濃厚接触者と判断された同じ部活の7人を検査し、2人が陽性と判明した。

 川口市によると、感染が確認されたのは10~40代の男女5人。いずれも容態は安定しており、自宅待機中という。

 川越市によると、感染が確認されたのは、いずれも都内に勤務する会社員の40代男性と30代女性。2人とも同居家族や友人が感染していた。

 越谷市によると、感染が確認されたのは、市内に住む50代の男女3人。うち会社員男性は知人に陽性者がいた。

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