埼玉新聞

 

<新型コロナ>ウイルス吸着して不活性化させる布、久喜東小学校に贈呈 羽生の互福衣料 校長「大変貴重」

  • 互福衣料の飯田和秀サブチーフから、ウイルス吸着布を受け取る久喜東小学校の岡安茂雄校長(左)=久喜市

 新型コロナウイルスの感染拡大防止に役立ててもらおうと、羽生市の衣料品製造業「互福衣料」は、久喜市立久喜東小学校に、ウイルスを吸着するタペストリー布「ウイルスとれるーん」計16本を贈呈した。

 同社によると、「ウイルスとれるーん」は、つり下げておくだけで部屋の中のウイルスを吸着し、自然に不活性化させる効果がある。1カ月に1回、手洗いするだけで一定期間使用でき、花粉の吸着効果も期待できるという。マスクが不足し始めた2月下旬から同社が製造、販売を行っている。

 同校の岡安茂雄校長(58)は「児童の安心安全を確保することが学校の一番の役割。今回は大変、貴重なものを頂いた」と感謝した。布は全児童404人、計16クラスの教室内につり下げるという。

 「ウイルスとれるーん」は、互福衣料のホームページ(www.gofukuiryo.co.jp)で販売している。

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