埼玉新聞

 

<新型コロナ>感染の疑いでJ2大宮戦中止 すでにスタジアム到着のサポ落胆「すごい悲しいけど仕方ない」

  • 大宮と福岡の試合が急きょ中止になり、撤収作業をするスタッフら=2日午後5時55分、さいたま市大宮区のNACK5スタジアム大宮

 サッカーのJリーグは2日、J2福岡の選手1人に新型コロナウイルス感染の疑いがあるため、同日にNACK5スタジアム大宮(さいたま市)で開催予定だった大宮―福岡を急きょ中止した。すでにスタジアムに観戦に来たサポーターも落胆の色を隠せなかった。

 毎試合スタジアムに一緒に訪れるという中学3年の山本杏樹さん(15)と奥村夏星さん(15)は、「すごい悲しいけど仕方ないです。今まで通りに試合が見られる状況に早く戻ってもらいたい」と話した。

 今年初めて試合を見に来たという小学6年の遠山雄斗君(12)は、会場に到着するまで中止を知らず「大宮が勝ってくれることを楽しみに来たけど、中止になりがっかり」と肩を落とした。

 観戦は、水戸で行われた開幕戦以来で、今季初めてNACK5スタジアム大宮に訪れた会社員の男性は、「スタジアムで直接応援したい気持ちはあるが、今の状況では厳しい」と複雑な胸の内を語った。

ツイート シェア シェア