埼玉新聞

 

<新型コロナ>57人感染…白岡、桶川など 男性死亡 川越の学生無症状 乳児、教職員、蓮田病院の職員も

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは31日、新型コロナウイルス感染者を新たに57人確認し、県内在住の80代男性患者1人が入院中の医療機関で死亡したと発表した。感染者の内訳は、県管轄が40人、さいたま市9人、川口市2人、川越市3人、越谷市3人。

 これまでに確認された感染者は2313人(チャーター便帰国者含む)、死者は74人。重症者は3人。感染者の指定医療機関への入院は78人、一般医療機関への入院は197人。ホテル療養は96人、自宅療養は76人。1018人が退院し、療養終了は717人となった(31日午後5時時点)。

 県によると、県管轄では、10歳未満~80代の男女38人の詳細が判明。職員と入所者の感染が確認されている白岡市の障害者支援施設「太陽の里」の職員で、同市の20代女性と桶川市の60代男性の陽性が判明し、同施設関係の感染者は13人になった。

 川口市内の有料老人ホームに勤務するさいたま市の50代女性の陽性が判明。同施設の感染者は入所者と職員で12人となった。蓮田病院に勤務する上尾市の50代医療従事者の女性などの陽性も分かった。

 さいたま市によると、新たに感染が判明したのはいずれも市内に住む乳児の男の子を含む10歳未満~50代の男女9人。男の子の父親は28日に感染が判明している。ほかに30代男性が県立学校教職員、50代男性は東京都内に勤務する国家公務員で、勤務先に陽性者がいるという。

 川口市によると、新たに確認されたのは大学生の10代女性、会社員の40代男性の2人。いずれも容態は安定しているという。

 川越市によると、新たに感染が確認されたのは20~30代の男性3人。いずれも容体は安定している。30代会社員と20代学生は無症状だった。

 越谷市によると、いずれも市内に住む20代の大学生男性、40代の施設職員、70代のアルバイト男性の3人が新たに感染した。

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