埼玉新聞

 

コロナ禍の中でも笑顔になって 小川で花火打ち上げ、事前告知せずサプライズ【#コロナとどう暮らす】

  • 雨の中、仙元山の中腹にある見晴らしの丘公園付近から打ち上げられた花火=26日午後8時すぎ、小川町小川

 医療従事者に笑顔と多くの人の支援にお礼を―と、小川町で25、26日の夜、花火を打ち上げる「ルックアッププロジェクト~夏の思い出に夜空を見上げよう~」が行われた。

 比企西部医師団(瀬川豊団長)が開催、地元有志が協力した。コロナ禍の中、「地域の人や医療・介護従事者に上を向いて笑顔になってもらいたい、医療・介護従事者に対する多く人からの支援のお礼がしたい」(介護老人保健施設みどうの杜・宮崎香理医師)と企画した。

 仙元山の中腹にある見晴らしの丘公園付近から打ち上げを実施。両日とも午後8時から約5分間にわたって、花火を打ち上げた。26日は雨の中、35発の花火が夜空を彩った。

 毎年7月に行われていた「七夕まつり」と花火大会も中止となり、家族連れは「まさか花火が見られるとは思わなかった」とサプライズの花火に笑みを浮かべていた。

 なお、密集を避けるため事前の日時の告知は行わなかった。

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