埼玉新聞

 

愛らしいおひな様、テンジクネズミのひな壇お目見え 狭山のこども動物園、互いに寄り添う姿で来園客に人気

  • 来園客に人気のテンジクネズミのひな壇=狭山市の智光山公園こども動物園

 狭山市の智光山公園こども動物園で3月3日まで、テンジクネズミをおひな様に見立てた、ひな壇がお目見えし、愛らしい姿で来園者を喜ばせている。

 3段飾りで内裏びな、三人官女、五人囃子に見立てている。高低差が苦手なテンジクネズミは壇上で静止の姿勢を保ち、互いに寄り添うことで落ち着く習性を生かした。

 実験動物として利用されることがあるテンジクネズミと、人の身代わりとして川に流したり、燃やすことで厄払いをしたことに始まったとされるひな人形の起源を重ね、同園は「テンジクネズミに感謝し、動物や伝統行事に興味を持つきっかけにしてもらいたい」と話している。

 園内ふれあい広場で、午前10時半~▽午後1時半~▽同3時半~の1日3回公開。月曜休園。入園料は大人200円、子ども(小中学生)50円、未就学児無料。

 問い合わせは、同園(電話04・2953・9779)へ。

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