埼玉新聞

 

米俵抱え疾走…越谷で「力持ち大会」開催 「日本一の力持ち」三ノ宮卯之助にちなむ 老若男女70人が挑戦

  • 米俵を必死に運ぶ挑戦者=22日午後、越ケ谷小学校

    米俵を必死に運ぶ挑戦者=22日午後、越ケ谷小学校

  • 米俵を必死に運ぶ挑戦者=22日午後、越ケ谷小学校

 越谷出身で江戸時代に「日本一の力持ち」と称された三ノ宮卯之助(1807~54年)にちなみ、重さ最大50キロの米俵をゴールまで運びタイムを競う「越谷力持ち大会」が22日、市立越ケ谷小学校で行われた。小学校低学年からシニアまで7部門に約70人が挑戦。“令和の卯之助”を目指して力自慢を競った。

 米俵の重さは、小学生低学年10キロ、高学年や一般女子など20キロ、シニアと中学生男子30キロ、一般男子は50キロ。

 スタートと同時に米俵を持ち上げて15メートル先のカラーコーンを往復する。台の上へ米俵を確実に置いた時点でゴール。米俵は落としてもよいが、担いではいけない。

 各部門優勝者には、レースで運んだ重さとほぼ同じ分の米が贈呈される。

 きっかけとなった三ノ宮卯之助は三野宮村(現・越谷市三野宮)出身。全国各地の寺社仏閣で力持ち興行を行い、29歳の時には「江戸力持(ちからもち)番付」で当時最高位の東大関に昇進したとされる。

 そんな卯之助の功績を伝えようと越谷ロータリークラブの主催で行われ、越谷市民まつりの一大イベントとなっている。

 いざレースが始まると米俵の重さに驚くと同時に、タイムに焦って転倒する人が続出。一方、勢いよく持ち上げてゴールを駆け抜け、好タイムが記録されると会場から大きな拍手が送られていた。

 昨年に続き2年連続で挑戦した市立大間野小学校3年の梶谷光さん(8)は、小学生低学年の部で見事に優勝。前回2位だった雪辱を果たし「練習の成果が出た。リベンジできてうれしい」と家族一緒に喜びをかみしめた。

 高学年の部に初挑戦した同大沢北小学校4年の西方雄梧さん(10)は理想通りの走りができず「予想以上の重さでバランスを保つのが難しかった」と悔し涙。「来年は絶対に表彰台、いや1位を目指したい」と誓っていた。

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