埼玉新聞

 

東武動物公園の駅前に商業施設誕生へ 21年度開業を目指す 東武ストア、良品計画が入る 広場で催しも

  • 芝生広場と商業施設の外観のイメージ図(東武鉄道提供)

 東武鉄道は6月29日、東武動物公園駅(宮代町)西口駅前の同社工場跡地に、商業施設を建設すると発表した。翌30日に着工し、来年8月下旬完了の予定。来年度中の開業を目指しているという。

 約2万平方メートルの敷地に、東武ストアと良品計画が入居する約5千平方メートルの平屋商業施設を建設するほか、約1200平方メートルの芝生広場を整備。地域と来街者が交流するまちづくりの活動拠点と位置付け、地域と連携したイベントなども検討する。

 多様な活動拠点としての機能から、駐車場(158台)や駐輪場(113台)もゆとりあるスペースを確保。商業施設の屋上には、ソーラーパネルを設置し、商業施設で使用する電源の一部として利用するという。

 今回の駅前整備に当たり、宮代町では2013年に西口周辺地区の用途地域の変更を行っており、町まちづくり建設課は「まちなか拠点として重要なエリア。今回の整備により、中心市街地活性化の起爆剤になれば」と話す。

 地元商業関係者も「まちの玄関口ともいえる駅前の整備により、まちの活性化につながれば」と期待を寄せている。

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