埼玉新聞

 

こりゃヤバい…「行田古代米カレー」にレトルトが誕生! パッケージまでこだわりたっぷり 市内限定で販売

  • レトルトカレー「行田古代米カレー」を持つ田中利幸さん

    レトルトカレー「行田古代米カレー」を持つ田中利幸さん

  • レトルトカレー「行田古代米カレー」を持つ田中利幸さん

 「さきたま古墳・行田古代米カレーの会」はレトルトカレー「行田古代米カレー」(税込み840円、内容量180グラム)を25日から市内限定で販売を開始する。同会は2013年から活動を開始し、古代米を前方後円墳型に盛り付けた「さきたま古墳・行田古代米カレー」をPRしてきた。同会代表の田中利幸さん(66)は「行田の新しい土産になれば」とPRしている。

 市内は9基の大型古墳が集中する埼玉(さきたま)古墳群がある。同会は同古墳群を多くの人に知ってもらおうと発足。現在は16店舗で行田古代米カレーが提供される。同古墳群が20年に国特別史跡に指定されたのに合わせ、食べ歩きマップも制作した。

 昨年6月の総会で行田古代米カレーのレトルト品を作ることが決定。会議や試作、試食研究を繰り返して、試行錯誤の末に商品が完成した。市内の「さきたま黒豚」や県内のさまざまな食材を使って開発されたペースト状の調味料「こりゃヤバい埼玉」などが使用され、古代米も付く。

 パッケージのデザインはイラストレーターで古墳女子の長緒鬼無里(きなさ)さんが担当し、稲荷山古墳や同古墳から出土した国宝「金錯銘鉄剣」、同剣に刻まれた「ヲワケの臣」を描いた。古墳シンガーで古墳にコーフン協会会長のまりこふんのメッセージも掲載。市内の観光物産館ぶらっと♪ぎょうだ、さきたまテラスなどで販売される。

 田中さんは「行田へ観光に来る人や歴史に興味を持っている人に土産品として買ってもらえれば」と話した。

 問い合わせは、同会(電話048・556・0503)へ。

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