埼玉新聞

 

<新型コロナ>12人感染、45日ぶり2桁 川口、志木の女子大生ら 蕨市立病院の看護師も感染、上尾在住

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは23日、新型コロナウイルスの感染者が新たに12人判明したと発表した。県内で1日当たりの新規感染者数が2桁となるのは5月9日以来、45日ぶり。

 これまでに確認された陽性者は1054人(チャーター便帰国者含む)、死者は65人となった。重症者は3人。感染者の指定医療機関への入院は9人、一般医療機関への入院は22人、ホテル療養は3人、自宅療養は1人。566人が退院し、療養終了は376人となった(23日午後5時現在)。

 県によると、県管轄で新たに11人の陽性者が判明した。これまでに詳細が分かっているのは4人で、志木市の40代無職女性と、20代大学生女性は21日に感染が分かった同市の60代会社役員男性と同居。志木市の50代会社員女性は県内の勤務先に陽性者がいるという。上尾市の30代男性は蕨市立病院の看護師。ほかの7人については詳細を調査中としている。

 川口市によると、新たに同市に住む30代会社員男性の感染が確認された。渡航歴はないという。

 県保健医療政策課は「これまでのところ、感染源は明確で、新規感染者が増加傾向にあるかどうか、今後の推移を見守りたい」としている。

 また、国の基準に基づき、県が19日に新型コロナウイルス感染症の死亡者として追加したのは、30代1人、70~90代12人の男女計13人だったと発表した。

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