埼玉新聞

 

手作りマスク160枚、宮代町に寄贈 地域の団体有志「終息するまで制作」【#コロナとどう暮らす】

  • 新井康之町長に手作りマスクを手渡すプラザサポーターのメンバーら

 宮代町で介護予防の支援活動を行っている任意団体「プラザサポーター」の有志が、新型コロナウイルス感染拡大防止に役立てて欲しいと手作りマスク約160枚を町に寄贈した。

 同会は、地域で住民に介護予防体操を紹介するなどの健康づくりや地域と人をつなげる活動を展開している。メンバーの鴨宮敦子さん(68)が、マスク入手が困難となっている高齢者の実態を目の当たりにし、手作りマスクを届け元気になってもらいたいと発案。外出自粛の長期化により、人と顔を合わせることが少なくなる中、共同作業を行うことで連携を強めようとメンバー有志で作成した。

 無料通信アプリ「LINE(ライン)」で協力を呼び掛けたところ、メンバー数人や友人らが要請に応じてくれたという。時には鴨宮さん宅で小人数で共同制作することも。マスクのゴムが売り切れ状態のため、ストッキングを代用するなど創意工夫をしながら作り上げた。また、子育て支援センターからの要望もあり、子ども用マスクも併せて制作したという。鴨宮さんは「新型コロナが終息するまで制作していきたい」と話している。

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