埼玉新聞

 

水道の基本料金2カ月免除も 吉見町、高校生以下の子に1万2千円分チケット配布【#コロナとどう暮らす】

  • 吉見町役場=吉見町下細谷

 吉見町は15日、子ども全員に1万2千円分の応援チケット配布、売上減少の事業者に10万円の支援金、水道の基本料金2カ月分免除など、新型コロナウイルス感染症に対する独自の支援策を発表した。12日閉会の6月定例町議会で、独自の支援策(15事業、総額約1億5千万円)を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を可決した。

 主な支援策のうち、子育て世帯応援事業(約2800万円)は、高校生以下の子ども全員に、1人1万2千円分の町内で使える応援チケット(地域通貨)を、7月に配布する予定。対象は約2050人。

 中小企業者等緊急支援金事業(約4千万円)は、前年同月比20%以上、売上金が減少した町内事業者に対して、10万円の支援金を給付する。8月まで申請を受け付ける。

 また、水道契約(約7600件)の基本料金2カ月分を免除(7・8月検針分)するほか、行政区(75区)の活動を支援するための支援金(一律5万円+世帯数×500円)を各区に交付、町内で使える飲食クーポン(1000円分)、理美容クーポン(500円分)を全世帯に配布する。

 同町は「新型コロナウイルスに負けない生活や社会経済活動の再開・継続を支援するため町独自の支援策を実施する」としている。

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