埼玉新聞

 

坂戸市、妊婦のタクシー運賃を補助 第2波に備え、出産安心して【#コロナとどう暮らす】

  • 妊婦に配布される「マタニティタクシー利用券」

 坂戸市は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、肺炎にかかると重症化しやすい妊婦に対し、タクシー運賃の補助を始めた。感染第2波に備え、移動によるリスクを減らし、安心して出産に臨んでもらう。

 今年12月末までに母子健康手帳の交付を受けた市内の妊婦にタクシー利用券(40枚つづり)を配布する。すでに母子手帳を所持している妊婦には郵送で、今後妊娠が分かった市民には窓口で配布される。1回のタクシー乗車につき1枚(初乗り運賃分)利用できる。健診のための移動用途だけでなく、買い物など日常の外出でも使える。

 本年度いっぱいの取り組み。同市で昨年一年間に生まれた子どもは557人で、妊婦132人分の利用を見込んでいる。市民健康センターは「妊婦にタクシー移動を促し、安全に健診を受けてもらうことが目的。ストレスを抱えがちな妊婦をサポートしたい」と話している。

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