埼玉新聞

 

野球できる喜びかみしめ、一定の距離置き仲間と再会 さいたまのスポーツ少年団が再開、熱中症にも対策

  • チーム活動が再開し、練習で汗を流す子どもたち

  • 選抜チームの結団式では、子どもたちがマスクを着用。消毒液も設置された=6日午前、さいたま市桜区の荒川総合運動公園

 新型コロナウイルスの影響で活動を休止していた、さいたま市スポーツ少年団野球部会浦和のチーム活動が6日、再開した。同市桜区の荒川総合運動公園では、所属する少年野球チームが集まり、仲間と久しぶりに再会。感染予防対策に努めつつ、野球ができる喜びをかみしめた。

 この日はチーム練習のほか、選抜チームの結団式が行われ、役員、指導者らは、新型コロナウイルス感染防止を念頭に置きながら子どもたちを指導し、汗を流した。

 選抜チーム結団式では、感染拡大の防止のため消毒液を本部に設置。子どもたちを並ばせる際に一定の距離を置き、熱中症対策のため、子どもたちを椅子に座らせた。

 清水晴雄会長(68)は「感染予防対策は、試合終了ごとにベンチの消毒や審判員がマスク着用し、大きい声を控えジェスチャーを大きくするなど、後日の会議で決める」と話した。

 浦和エンデバーズに所属する小学6年の飯塚淳成君(11)は「久しぶりに友達に会えた。マスクを外して練習ができて気持ちいい」。同じく浦和エンデバーズに所属する小学6年の藤川悠貴君は「友達と話をするとき、距離を気を付けている。試合で勝ちたい」と笑顔だった。

 付き添いの6年男児の母親(43)は「これまで、数台の車に混乗して、グラウンドに来ていたが、今回から個人で、グラウンドに行くことになった。感染の不安はあるが、とにかく消毒を心掛けている」と話す。

 浦和エンデバーズで監督を務める桜田卓也さん(56)は「指導者のマスク着用ほか、道具を消毒したり、密を避けながらミーティングなどを行っていく」と話していた。

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